東京総合研究所の代表は大山 充氏!経歴や実績を紹介

東京総合研究所は今年で31年目を迎える老舗投資顧問。

その東京総合研究所の代表は、投資顧問歴25年以上の大山充氏です。

ここではネットであまり出てこない大山充氏の情報を、私が実際にお会いして聞いた内容をもとにお伝えしていきます。

東京総合研究所の代表取締役、大山充氏ってどんな人?

引用:オンリーストーリー

~大山 充氏のプロフィール~

  • 学生時代に「金投資」を始める
  • 自身でも学生時代に投資顧問会社を契約する
  • 宇宙物理学理論研究、核融合理論研究を経て、経済分野に転身
  • 大手投資銀行の為替トレーディング解析システムを開発、1991年に独立
  • 金融情報番組株式テクニカル分析にてアクセス数日本一を記録
  • 2009年 新生銀行の運用コンテストで年間利益幅1位を記録
  • トレンド解析システムである「モンタナ」を開発
  • 月刊フォーブスの投資コラム5年間担当
  • 2016年度、トレンド解析システム「モンタナ」で東久邇宮文化褒賞を受賞

大山氏自身は大学時代の専攻が理系ということもあり、数字分析が得意とのこと。

その後経済分野に転身し、「統計学・確率理論」や「解析システム」を使った独自の相場分析を行っています。

そして2009年には、新生銀行が行ったファンドマネージャーコンテンストで年間利益幅1位の成績で優勝されています。

こちらの情報についてはネットで調べても出てこなかったため、直接大山氏に確認してみました。

小暮
新生銀行の「運用コンテスト」とはどのようなコンテストだったのですか?
東京総合研究所の代表取締役
大山氏
運用コンテストは、2009年に新生銀行が行ったコンテストで、年間利益幅1位の成績で優勝しました。ただし新生銀行自体が業界編成の中で体制がころころ変わっているために、以前行っていたサービスなど運用コンテストも含めて、全て刷新されました。掲載されていた銀行のホームページの部分もこの部分は全て消去され、全く新しいページになっているためにでも確認することができません。

どうやら新生銀行の業界再編などで、コンテストの詳細情報は消されてしまったようです。

ちなみに大山氏の自宅には、そのコンテンストで優勝した時の写真はあるみたいですよ。

いずれにせよ「年間利幅1位」というのは、相当な腕の持ち主ですね。

続いて大山氏自身の投資経験についても聞いてみたのでこちらもお伝えしていきます。

自身の投資経験

小暮
最初に投資されたものは何ですか?
東京総合研究所の代表取締役
大山氏
学生時代に三和銀行(現三菱UFJ銀行)で始めた「金投資」ですね。
小暮
なぜ「金投資」から始めたのですか?
東京総合研究所の代表取締役
大山氏
当時は「ペルシャ湾で何かが起きれば金が上がる」といわれていました。私の学生時代は、ペルシャ湾の周辺の治安が悪く、「もしペルシャ湾が封鎖されれば金の価格が上がるのでは?」と思って金投資を始めました。
小暮
予想通り金価格は上がりましたか?
東京総合研究所の代表取締役
大山氏
いえ、残念ながら金価格は上がらなかったんです。だから金投資は諦めて株式投資を始めることにしました。
小暮
株式投資はどのようにして始めたのですか?
東京総合研究所の代表取締役
大山氏
最初は自分で銘柄分析をして運用していこうと思ったのですが、それでは非効率だと感じました。だからある経済誌のレポートを購入し、そこに書かれていた日通(9062)を購入しました。
初めてされた投資が「金投資」というのは大変珍しいですよね。
その後すぐに見切りをつけて株式投資に移ったことは、大山氏は学生時代にすでに独特の相場観があったのかもしれません。
さらに株式投資を0から自分で行わず、経済誌のレポートを購入されたことも興味深いです。
小暮
日通(9062)でどれくらい利益が出ましたか?
東京総合研究所の代表取締役
大山氏
いえ、こちらも残念ながら待てど暮せせど動かず、結局5,000円のマイナスで損切りしました。
小暮
その後は株式投資から手を引かれたのですか?
東京総合研究所の代表取締役
大山氏
いえ、「24の扉」という本を読み、その本の出版元である投資顧問会社と3ヶ月で10万円の会費で投資顧問契約を結ぼうと思いました。
小暮
「24の扉」とはどんな本だったのでしょうか?
東京総合研究所の代表取締役
大山氏
「1割高を毎月24回繰り返す」というもので、1割高を目指せる銘柄はコンピューターで見つけるというものです。この本によると、2年で資産が10倍になると知ったんです。
小暮
「24の扉」を信じて、出版元の投資顧問会社と契約を結んだのですね。
東京総合研究所の代表取締役
大山氏
いや、実は顧問料10万円を振り込みをしようと思った矢先、その投資顧問会社が倒産したんです。
「金投資」と「株式投資」も上手くいかず、それでも諦めずに投資から手を引かなかった大山氏。
そしてここで投資顧問契約を結ぼうとしたところ、その投資顧問会社が倒産してしまい負の連鎖が続きます。
ここでも手を引くかと思いきや、ここからまたさらに行動をされます。
小暮
その後はご自身で株式投資をされたのですか?
東京総合研究所の代表取締役
大山氏
株式新聞などで自分で銘柄を調べていましたが、アドバイスしてくれる人を探していました。その後家の近くにある小さな投資顧問会社があることを知り、投資顧問契約を結ぶことにしました。
小暮
その後は利益を出せたのですか?
東京総合研究所の代表取締役
大山氏
その投資顧問のおじさんが自信なさそうに勧めてくれた食品株を39万円で買いました。しかしその数日後、実は私が当時お付き合いしたいた彼女と分かれることになったのです。とてもショックでしたが、その帰りにいつものように株式新聞を買い中身を見た所、この食品株が「引値 買い気配」となり、1日で15万円の利益を出せたんです。天は二物を与えずとはこういうことを言うんですね。

その後もこの投資顧問会社と契約を続けましたが、アドバイスしてくれる銘柄はマイナーなものばかり。

時にはそれにしびれを切らし、自分で探し出した銘柄を買ったこともあるとのこと。

しかし自分で購入した銘柄は動かないことが多く、結局損をしてしまうことがほとんどだそうです。

このように大山氏自らが投資顧問会社と契約をした経験があるからこそ、投資初心者の気持ちが本当によくわかるとのこと。

そのため東京総合研究所では、顧客の気持ちを理解し、顧客に寄り添ったサービスを展開しています。

その証拠に、投資顧問契約を結び指示メールをもらう際、顧客が取引できる時間帯や投資資金など、あらゆる条件に対応して指示をくれますよ。

たとえば「オプションのみの指示」「オプションと先物の指示」「日中だけ指示」のように、自分の投資スタイルに合わせた指示を指定することができます。

これらの経験を踏まえ、自身の独特な相場観についてもお話してくれたため、こちらについてもお伝えしていきます。

独特の相場観で投資家をサポート

もっとも投資家の判断を鈍らせるのは、感情だった

大山氏は「投資を行うには、まずは感情のコントロールが必要」と述べていています。

「投資なのに感情のコントロール?」

「スキルや経験、知識とかではないの?」

と疑問に思う方も多いかもしれません。

そこで大山氏にこの点について伺ってみました。

小暮
なぜ大山さんは投資において「感情」を重視するのでしょうか?
東京総合研究所の代表取締役
大山氏
投資家は、様々な要素が絡み合った複雑な場面であっても、的確な判断をしなければならない、と思っています。

「的確な判断」をするには「ロジカル(論理的)な思考」が必要で、「ロジカルな思考」には「感情のコントロール」が必要とのこと。

そして、ここからがまた投資の難しいところ。

この「感情」が投資家の判断をもっともにぶらせる要素であるにもかかわらず、自然に感情が動いてしまう場面が投資には多いのです。

たとえば100万円儲かったら嬉しいし、80万円損したら落ち込んでしまいますよね?

この「嬉しい、悲しい」という気持ちのアップダウンが、「的確な判断」をさまたげてしまうと大山氏は考えているのです。

投資をしていると「儲かった、損した」など、感情の浮き沈みは自然と起こってしまう避けられないもの。

この点についても聞いてみました。

小暮
大山さんが考える「感情をコントールする大切さ」とはどのようなものでしょうか?
東京総合研究所の代表取締役
大山氏
投資をしていると感情のアップダウンは起こりやすいけれども、その感情をコントロールして、的確な判断をするのが大事です。

実践するのはなかなか難しそうですね。

そこで、「感情をコントロール」するコツについても聞いてみました。

小暮
大山さんが考える「感情をコントロールするコツ」はありますか?
東京総合研究所の代表取締役
大山氏
投資は「良い時も悪い時もある」と認識することが大切ですね。

投資は常に儲かるものではないから、当然損失が出るときもある。

長い目でみてプラスになればOKだから、短期的な損益に一喜一憂しなくても大丈夫ということですね。

自ら投資顧問と契約した経験を生かしたサービス

前述した通り、大山氏は学生の時から多くの投資顧問と契約した経験があります。

つまり「顧客目線、投資家目線」で投資顧問を利用したことがあるのです。

「投資家目線」を理解した上で投資顧問を行える利点について、大山氏は以下のように述べています。

小暮
「投資家目線」を理解した上で投資顧問サービスを行うメリットとは何があるのですか?
東京総合研究所の代表取締役
大山氏
自ら多くの投資顧問と契約した経験もあり、顧客である投資家がどんなときに不安になり、何を投資顧問に求めているか、という顧客心理もわかります。そのため顧客に注意喚起を行ったり、不安になったときの適切なアドバイスをどう行えばかよいかはっきり分かります。

投資家のことを考えて投資顧問のサービスができるのは、大山氏自身の経験があるからといえますね。

サービスを利用する側のことを考えて、サービスを提供してくれるのはとても魅力的といえるでしょう。

最後に多くの投資家から支持を得ている、「株ブログ」についてみていきましょう。

多くの投資家ファンがいる「株ブログ」を運営

大山氏は2007年6月から「株ブログ」というブログを配信しています。

まもなく8000記事に届きそうなコンテンツ量を誇っています。

最近の更新頻度は2~3日に1回程度です。(2020年9月時点)

内容は相場の最新情報・分析方法が中心ですが、ゲーム理論の記事や「儲ける方法・損しない方法」を大山氏ならではの視点から語っています。

実際に私も1人のファンであり、更新される度に閲覧させてもらっています。

たとえば自分では理解できない売買指示があった際、なぜあの指示があったのかを株ブログを読むと納得できることがあります。

株ブログは無料ですので、大山氏のトレード理論を学びたい人はぜひ一度読んでみるのもいいですね。

大山氏がいかに統計・確率というものを大切にして、投資や物事を見ているのか。実感できるでしょう。

「私のことよりも、統計を信じてほしい」とまでいう大山氏の考えをつかめるかもしれませんよ。

まとめ

東京総合研究所の代表取締役、大山 充氏の紹介は以上になります。

大山氏について、主なポイントをまとめましょう。

  • 投資顧問歴25年
  • 代表があらゆる投資を経験している
  • 自身も顧客として多くの投資顧問を利用していた
  • 自身の投資、統計学、論理を融合させた独特な相場観がある